2026/07/10 12:00
ブラック・サバスのドラマー、ビル・ワードが新しい“乗り物”を手に入れた。だが、惑わされてはいけない。なぜなら彼は今なお、ロック・スターそのものの生き方をしているからだ。
現地時間2026年7月9日、ワードは、「Something New To Let You Know About(お知らせしたい新たなこと)」と題したインスタグラムの投稿で、公の場に出る際、車椅子を使うことが多くなったと明かした。
「親愛なる友人、ファン、家族、そしてまだ会ったことのない皆さんへ」と彼は前置きし、「今日は、いささか悲しいお知らせではありますが、それでも正直にお伝えします。特に空港や公のイベントなど人前で、車椅子を使う必要がどんどん増えてきました。誤解のないように言っておくと、私はまだ歩けます。ただ、休まずに遠くまで歩くことができません。つまり、腰を下ろす必要があるんです」と説明した。
彼はさらに、車椅子を使い始めたのは約18か月前、“主に空港で”のことだったが、今年5月に78歳の誕生日を迎えて以来、より頼るようになったと明かした。「長距離を歩いてきた人間で、これまで世界中の様々な場所を歩いてきました。そして今もドラマーであり続けています」とワードは続け、「78歳にしては、まだなかなかうまく叩けます」と述べた。
「私の才能や野心、そして芸術的でありたい、ドラムを叩きたいという抑えがたい思いは、何年も前と変わらず、今も強いままです」と彼は付け加え、「ただ言いたいのは、もし車椅子に乗っている私を見かけても、ただ移動しているだけで、引退したわけでも、病気なわけでも、諦めたわけでもなく、車椅子の人を見たときに頭に浮かびがちな、そういった類いのことは何一つないということです」と続けた。
そしてワードは、“死ぬまでロックし続ける”という約束と、秘密は「私たちの健康にとって危険になりかねないからこそ、愛と前進とともに、透明性を貫きたい」という思いで、このメッセージを締めくくった。
彼はまた、車椅子に座り、カメラに向かって微笑む自身の写真も公開した。
この発表は、ワードが英バーミンガムで開催された、フロントマンの故オジー・オズボーンの引退コンサートのためにブラック・サバスと再結成してから、およそ1年後に行われた。コンサートのわずか2週間後、オズボーンは心停止と冠動脈疾患により76歳でこの世を去った。彼はパーキンソン病とも闘っていた。
ワードは、1960年代後半に結成されたブラック・サバスの創設メンバーで、1971年の『マスター・オブ・リアリティ』や1973年の『血まみれの安息日』をはじめ、多くの作品を米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”へ送り込んだ。1980年にいったんバンドを離れたものの、その後も断続的に復帰を重ね、オズボーンの引退公演に至るまで、時折バンドと共にステージに立ってきた。
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